椿の実が大きくなっています。余りにもたくさんあったので切り落としました。
多すぎると実の成長に力を取られて木が弱ると聞いています。
先日、10年以上前に設計した病院へ打合せに行った際、ステンレスは絶対に錆びないのか聞かれました。
ステンレスというのはStain(錆)がLess(少ない)という意味なので絶対に錆びないということはありません。
実際に海辺にある建物の一部は潮風のせいで錆が発生しているのを見たことがありました。
まだ機械科の学生だった頃、金属の授業でステンレスはSUS304と示すこと、
別名18-8ステンレス鋼と呼ばれていることを教わりました。
しかし、建築科では余り詳しいことは習いませんでした。
SUS304とはオーステナイト系ステンレス鋼で熱伝導率が悪いために溶接等での歪みが大きいので、
実際現場でも溶接はできません。
クロームとニッケルの割合が18%と8%で残りは鉄でできているので18-8ステンレスです。
HOTとCOLDの2種類あり、COLDのほうが高価ですが一般的に使用されています。
HOTは酸洗いして仕上げていない状態で下地用です。
建材ではSUS430というステンレスもあり注意が必要です。
これはフェライト系ステンレスで流し台などに使われ安価です。
外部では錆が出るのでやめた方が良いです。
まれにSUS410というマルテンサイト系の材料もありますが使用しない方が良いです。
ステンレスとは言え酸化膜で耐食性を高めてあるので
メンテナンスで定期的に清掃することが重要と思います。