事務所近くを歩いているとツツジが満開です。
こんなにたくさん花が付いて羨ましいです。
下水放流が整備されて街中ではほとんど設置されることが無くなった浄化槽ですが、
郊外に行くとまだまだ見かけます。
自分たちが子供の頃は汲み取り式のトイレが一般的で、
学校の帰り道でよくバキュームカーを見かけていたものです。
水洗便所が普及するに従い、下水道が整備されるまでの間は浄化槽の設置が義務付けられていました。
つくりは水中の有機物を微生物(バクテリア)が食べて分解して水をきれいにしてくという原始的なもので、
製図の資格学校で若い人に言うとにわかに信じがたいという顔です。
最初は単独処理槽という便所水のみしか流せないものでしたが、
合併処理槽が出来て風呂や台所も流せるようになりました。
微生物のためにばっき装置という酸素を送る送風機も必要です。
点検などで立ち入ると多少匂いはしますが、水はきれいなものです。
家庭用では10人槽程度ですが、とある病院では300人槽という大きなものまでみたことがあります。